「よし、決まった。先制点取った!」
俺はそう呟くと両手でガッツポーズして、
ゴールから少し離れたところから勇気を出してシュートをしてくれた仲間の元へ走る。
「ナイッシュ!青山!」
「決めたのは俺じゃねぇよ!おまえだろっ!
まっ、ナイスフォロー!!」
俺と青山がハイタッチをしていると、他のみんなが集まってくる。
肩を叩かれ、頭をたくさん撫でられて……いつも嫌だけど試合の時はやっぱり嬉しい。
得点を取ってみんなも喜んでるし。
「一ノ瀬、今回もハットトリック目指すのか?」
「……いやいや、今のゴールを決めたのは青山です」
と茶化してきた部長に答える。
謙虚になっちゃって!と言って部長にバシっと叩かれた。

