“お前はスパイだ!”って言われてマネージャーを続けることができなくなってしまうかもしれない。
いつも何かあったら相談していた祐ちゃんにさえも今回は言えそうにもない。
一ノ瀬くんに直接言いに言っちゃうくらいだもんな。
あ……もしかしたら、一ノ瀬くんがあんまり私の学校について聞いて来ないのも
こんなことを避けるために、健全な試合をするために考えているのかもしれない。
とにかく今はみんなに気付かれないように気をつけないと。
私が考え事をしているところに、部長が1度大きく両手を叩いた。
「よし、切り替えよう!俺らにはまだ試合があるんだから本気で戦ってもらうためにも
こっちが今ある力を出し切って全力で挑むだけだ!気合入れてこうぜ!」
「「オーッ!」」
私たちは昼食の片付けをして食堂を後にした。

