前半戦は結局、チャンスが回ってきてもピッチから出てしまったり、
ゴールキーパーに捕られてしまったりで得点に繋げることができず終わってしまった。
そして今は前半戦と後半戦の間のハーフタイム。
タオルで汗を拭いて、給水を飲んでから顧問の話を聞く。
「お前ら、今は気持ちで咲坂に負けてんじゃねぇのか?
試合でのプレーをどうこう言う前に、この間の大会で咲坂に勝ったからって余裕があるように俺には見えた。
それからフォワード!お前らはゴールは絶対決めるつもりでもっと正確に蹴れ。
それまでにみんなが繋いできたボールはもう二度と同じパスは回ってこないんだからな。
アシストされたボールに、そのシュートする瞬間に全てをかけろ。いいな?」
「はい、お願いします!」
「「お願いします!!」」
先生に礼をすると、俺達はまたピッチに戻った。

