空色ホイッスル





From 圭馬



それは試合が始まる直前だった。



顧問から作戦ボードで咲坂高校への戦略について説明はされたが、



ポジション変更は特に言われなかったので俺はいつもどおりピッチに入って



フォワードの位置につこうとした。



だけど……。



「一ノ瀬、最近全然ディフェンスで試合に入ってなかったから、



ファーストゲームは香田とチェンジしてディフェンスに入れ。



だから一ノ瀬の代わりにフォワードは西原が入れ!いいな?」



「「はい!」」



「……はい!」



何でファーストゲームからいきなりディフェンスなんだよ。



と納得いかない顔をしながらピッチに入ろうとすると、先生はこう言った。