空色ホイッスル




私たちはその後にみんなで円陣を組んで「絶対勝つぞ!」と部長が気合を入れた。



そして、ベンチの部員はベンチに下がり、



私はレギュラーメンバーに番号の書かれたビブスをみんなに配り、



それを終えるとスコアをつけるためにスコアブックを開き必要事項を書き始めた。



レギュラーメンバーはピッチに入って自分のポジションについて試合を待つ。



向こうの蒼井高校のポジションも前回の試合の時とポジションチェンジがないか確認してスコアブックに書こうとしていると



「え……なんで?」



「一ノ瀬、フォワードにいねぇじゃん。試合に出ないのか?」



「柚木先輩、一ノ瀬は向こうにいます!!」



私が気付いた時、他のベンチの部員も気付いたようで口々に一ノ瀬くんのことを言っている。



この間の試合の時、一ノ瀬くんはフォワードで何度もシュートを決めていたのに



彼がいた場所は……ディフェンスのポジションで1年生の時に任されていたポジションだった。