空色ホイッスル




朝練後朝食を済ませ、練習試合の準備をしてアップを入念に行うと蒼井高校の先生から今日の日程を聞いた。



「今日はレギュラーメンバーのチームとベンチのチームの2チームで交互に試合を行う。



きっと午前中はこの時間だし1試合で終わるだろうから、午後は3試合で全部で4試合。



審判や得点は試合の出てない各校の部員が行うこと。



試合時間は公式と同様、ハーフタイム10分挟んで前後半40分ずつで行う。



引き分けでも延長戦は行わないからそのつもりで。以上」



「「はい!」」



みんなの返事がグラウンド中に響く。



そしてうちの学校だけじゃなくて、蒼井高校からもお互いにピリピリしている。



昨日、一昨日と一緒に練習をしてきても、やっぱり試合になるとこうやってライバル関係になっちゃうんだ。



おそるおそる一ノ瀬くんを探して、表情を見てみると



昨日の夜一緒にいた時のような笑顔はどこにもなくて、彼の表情は真剣そのものだった。