空色ホイッスル




いやだ……こわい。



私は近くにあった洗剤と柔軟剤の入ったバッグを掴んで抱き締める。



今の私に咄嗟にできたことはそれだけだった。



こわくて、こわくて仕方なかった私は目をつぶって俯くと、誰かの足音が遠ざかって行くのを待つ。



祐ちゃんに一緒についてきてもらえば良かった。



押し寄せてくるのは後悔の気持ち。



はやく、はやくどこかに行って。



足音はランドリールームの近くで止まった。



でも今さら怖すぎて目を開けることなんてできない。



「やっと……見つけた」



耳に入ってきた言葉は聞いたことのある人の声だった。