空色ホイッスル




丸付けも終えると、祐ちゃんにそーっと問題集を差し出す。



「へぇー……、化学よりは数学の方ができんだな。



これを見る限り、前回の期末テストはちょうど平均点くらいだったろ?」



とニヤっとした顔を浮かべながら聞いてくる祐ちゃん。



しかもその予想は当たっている。



「なんで分かったの?ちょうど学年平均だったよ?」



あの微分、積分の問題を見ただけで分かったのかな?



それしか理由が浮かばない。



「変に微分と積分のところだけできてるかな。1ヶ月経った今でもできるってことはテストの時には平均くらいは取れたんだろうなって」



なんか長い間一緒に祐ちゃんといるけど、ここまで私のことを見透かされてるなんて思いもしなかった。



私はここまで祐ちゃんのことは分からないのに。