練習後夕食のとんかつを食べて、夜練で昨日と同じメニューの筋トレをこなしてお風呂に入ると、また嫌な嫌な時間がやってきた。
「吉岡、今日も雨宮のスパルタ頑張れよ!」
私を元気づけるために言ってくれたんだろうけど、柚木先輩の顔は憂鬱そうに見える。
そして俺も雨宮のように勉強もサッカーもできたらなとぼやいている。
「はい……。柚木先輩も一緒にやりますか?」
と私は柚木先輩を誘うけど、俺は分からないところは静かに部長に聞くと言って断られてしまった。
あーあ、私はまた大きな声を出されながら祐ちゃんに勉強を教えてもらうのか……。
「芽衣、今日は数学やるからな」
こっち来い!と言って私の腕を引っ張って自分の隣に座らせる祐ちゃん。
「でも私は今日も化学を……」
最後まで化学を終わらせてから数学に取り掛かりたい。

