空色ホイッスル




「はーい!」



永井はそう言うと俺にビブスを渡して、こう耳打ちをしてきた。



「咲坂の背の高い4番の奴、手強いからしっかりマークしておけよ」



「了解」



永井は俺の肩を叩いてピッチから出て行った。



どんな奴かと探していると、その4番の奴は芽衣によく世話を焼いてたアイツだった。



げ、アイツかよ。



ついそう思ってしまうけど、昨日の怒りも沸々とまた出てきて絶対負けないという気持ちが溢れてきた。