「朝練の時よりは寒くないかも……」
なんか学校でいつものように練習をしている時より時間がゆっくり流れている気がする。
蝉の鳴き声を鳥のさえずりを一度に聞くことなんてできないし
こんな心地よい風を感じることなんていつもはできない。
私は、午前中はタブレット配らなくても大丈夫かな?午後はどの味にしようかな?
と考えながら、階段を上って合宿所の中に入る。
蛇口で一度ジャグを洗ってから、氷をジャグの中にいっぱい入れて
蛇口を捻ると、水が勢いよくジャーと流れる。
「一ノ瀬くんとこのまま一言も話せないまま合宿が終わっちゃうのかな?」

