「はぁ?この間期末テストで散々理科は教えただろ?」
祐ちゃんの声がどんどん大きくなって他のみんなもそれに気付いて私と祐ちゃんを見る。
うー……みんなからの視線が痛いよ。
間違いなく蒼井高校の人も見てるよ。
あー、もし一ノ瀬くんにまで見られたらどうしよう。
「わ、忘れちゃった?」
と開き直って言ってみたら
「……話にならねぇ。さっさと教科書読め」
祐ちゃんは呆れ果ててそれだけ言うと前を向いてしまった。
そして気付くと、他に話してる人は誰ひとりいなくて、みんなに聞かれてしまったことをとても恥ずかしく感じた。
私が理系が全然できないこともバレちゃった……。

