「化学は最初からわかんないからできないもん…」 「ったく、本当にだめだめ芽衣め! まずその単元の部分を熟読しろ!その後に勉強教えてやるから」 分かったな?と返事を求めてきた祐ちゃんに私は「…はい」と嫌々返事をして 仕方なく教科書を開いて問題集の単元を読むことにした。 梶くんが言わなかったら祐ちゃんは気付かなかったのに。 「な、何にもやって……ません」 私は蚊の鳴くような声で小さく呟いた。 私は祐ちゃんと違って理系はさっぱりできないの!と心の中で訴えながら。