空色ホイッスル




練習が始まって一時間ちょっとしてから、「休憩10分!休憩終わったら本格的にやるからしっかり休んでおけよー!」という蒼井高校の先生の声が大きくグラウンドに響き渡った。



すかさず私は、今日はボトルじゃないから急いでコップにスポーツドリンクを注ぐ。



「吉岡先輩、後は俺達がやります!」



と1年生たちが言ってくれたので、私は後輩に給水はお願いをして



その近くに用意しておいたものをみんなに1個ずつ配り始めた。



「これ、休憩中に舐めてこの後の練習も頑張って下さいね!」



と声を掛けながら。



いきなり私から手に載せられたものを不思議そうに見ながら口の中に放り込んだ先輩たち。



次の瞬間、みんなから出てきた言葉は……



「すっぱー!」や「しょっぱー!なにこれ!」と声を揃えていて言っていた。



そんなみんなを見ながら私はつい面白くて笑ってしまった。