空色ホイッスル




それから部屋に荷物を置いて、バイキング式の食堂でカレーライスを食べて、少し休憩が設けられると、私たちはグラウンドに向かった。



待っていたグラウンドはみんなの憧れの芝生のコートだった。



陸上競技のトラックの中にサッカーコートはあって、隣で話していた祐ちゃんでさえも



「やべー!まさか芝生のコートで合宿できるなんて思いもしなかった…」と呟くくらいだった。



普段は普通のグラウンドで部活をするから、今日は一面に緑が広がっていてすごく新鮮な気がする。



周りのみんなも今から始まる練習にとても張り切っているように見えた。



私も負けないようにこの4日間頑張らなくちゃね!



「祐ちゃん、暑くなってきたね!」



「だな、太陽が出てきたからだな。でもいつもよりはまだ暑くないから頑張れるな!」



うん!とあたしは祐ちゃんの言葉に頷くと、少し離れたところでスパイクのひもを結んでいた一ノ瀬くんと目が合った。