空色ホイッスル




そしてお会計の順番が来た時、私は祐ちゃんよりも早くお財布からお金を出して払った。



「こちらお2つ分のお会計でよろしいでしょうか?」



「おい!「お願いします!」」



お金を出そうとする祐ちゃんの腕を掴んで私はお会計をしてもらうように言った。



店員さんからお釣りとアイスをもらって、空いてる席を探すためにキョロキョロしていると



真後ろからあんまり良くないオーラを感じた。



でも気にしない、気にしない。



今日だけは絶対お金は受け取らないもんね!



「あっ!空いてる席みっけ!祐ちゃん、あの席にしよ!」



その席はお店の入り口に近い席で、並んでるお客さんとかに気にしないで食べれそう。