骨が所々折れているので
鞄にあったヒモと枝て継木をしてやり


そして、神社の床下にそっと猫を置き
頭を撫でてやる
「安静にしてろよ」


携帯を見ると午後7時34分だった
「早く帰らないと」

そして、家に着くとばあちゃんに
なぜ学校に行かなかったのかと
今まで何をしていたか、その傷はなんだ
などを問い詰められた


やっと部屋に戻るとベッドに顔を
うずめる そして泣いた

(なぜ自分はこんなに弱いんだ
 不幸なんだ俺のせいであの猫も酷いめ
 に遭ったんだ…
 自分さえいなければ…)

心が黒に染まる
(自分がもう少し強ければ)