気がつくと、あたりは暗くなっていた
もうろうとした意識の中だったが
真っ先に猫は?となる

猫は血だらけだった
刺し傷が何カ所もあったがギリギリ生きていた、と言うより急所をわざと外して
苦しんで死なそうとしたようだ


そのおかげで、まだ生きている

何かその辺にないかと探し、神社の裏に
そうめん流しみたいな感じで
竹を半分に割ったやつが24時間水を流し続けているのを思い出した


すぐにそこへ連れて行き傷口を
洗ってやる

「水だ飲め」

と水を飲ませてやると、少し落ち着いた
らしい 呼吸が一定になった