夕方に罵声で目が覚めた

「こいつあの雑魚みたいないけ好かん眼をしやがって!」

様子をうかがうとあの猫がいじめられていた



ドカッバシッ パキッ、鈍い音がした

「こいつ動かなくなったぜ」

「まだ死んではいないみたいだな」

俺は慌てて屋根から飛び降り叫んだ
「やめろー!」
奴らはびっくりした表情をしたが、

俺だと分かると


「おや、サボリ君じゃないか」

「おいこのクソ猫おまえの彼女か?」

リーダーの山本の言葉に子分達は
くすくすと笑う。