「それは俺も同じだな。お前が死んだら生き返らせたいさ。けど、」



彼が急に起き上がる。

腕に抱かれていた僕も必然的に起きあがった。


そして向かい合う形で座り合う。



「生死云々より、今を楽しむことが大事だ。」
「君らしいね。」
「だろ。」



彼の笑顔は眩しい。

花に例えると向日葵のような笑顔。


この笑顔を見ると、ギュッと胸が締め付けられる。



「明日……」
「ん?」
「明日も君が笑ってくれたら、僕の一日は幸せかな。」