出なくなったら、
彼は必ず心配してくれた。
会議通話から抜けて、
わざわざ私だけに個別通話をかけてくれた。
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F:りんご?どうした?
なんかあったか?
りんご:別に…
F:言わないと分からんよ
言ってみ?
りんご:重いって引くもん…
F:ん?俺が?
りんご:うん
F:大丈夫だよ。
絶対引かないから言ってみ
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私は会議通話で他の女の子に
好意をもったような会話をしているのが嫌だと、嫉妬していると話した。
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F:そっか
不安にさせてたか…
りんご: …。
F:ごめんな。
○○が俺に好意もってるのわかってるよ、ただ仲良い身内だと思ってるだけだから…俺は突き放すこと出来ない…
りんご:そっか…
F:りんごが傷つかないようにする…
今までごめんな…
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そういうことがあるたびに
言い訳とはいっては駄目だけれど
丸め込まれているようで。
彼は仲間内でも
中心人物で、いつも彼中心に回っていた。かっこよく、聞いただけで落ち着くような声ももっていた。
会議通話内では
魅力的な存在だった。
私はそんな人と付き合っているのだと
嬉しかった。
私が嫉妬して会議通話に出なかったら
心配して個別通話でかけてきてくれる。
他の人とは違う…
そう言い聞かせた。

