田舎町に到着したのは、もう日が沈みかけた夕刻だった。

酷く蝿が多かった。

死んだ町の人々の亡骸が弔われもせず放置され、腐敗し始めた結果か。

まるで地獄の如き有り様に、祓魔師であるランスロットでさえ顔を顰める。

白骨化さえ始まっている遺体もあった。

安らかに天国へと召されるように。

祈りを捧げながら町の奥へと進んでいったランスロットは。

「おや…」

累々たる屍の山に腰掛ける幼き存在を見つけた。