全ての命は、祝福されて然るべきである。

シスター・カタリナはそう考える。

生まれてくる命は、幸福の名の下に生を謳歌する権利がある。

何人たりとも、その権利を侵害する事はできない。

命に貴賎などなく、また等しくあらねばならない。

肌の色や、生まれで貧富の差などあってはならない。

平等に愛され、育まれなければならない。

それは、先にこの世界に生まれてきた我々の果たす使命。

シスター・カタリナはそう考える。