ヒュヒュン、と。

狂子の左右の三つ編みが自在に動く。

その先端には、蠍の毒針。

「こんな東洋の島国だからこそ、わざわざお前達は出張ってこないと踏んでいたのに…どうしてアタシ達の狩りの邪魔をする?」

「人間の命をお前達異形の糧とするなど、我らが主はお許しにならない」

狂子の言い分にヘヴンがそう返すと。

「知った事かぁあぁあっ!」

狂子の二本の三つ編みが同時に襲い掛かった!