「もうわかっただろう」

拳を握り締めるヘヴン。

「俺には指一本触れられない」

彼は一足飛びにバフォメットとの間合いを詰めると、その顔面に掌打!

「ぎゃあぁあぁあっ!」

顔面に掌の形の焼印を押し付けられたようなものだ。

呻くバフォメットを、ヘヴンはそのまま窓ガラスを突き破って外に放り出し。

「神のご加護のあらん事を」

悪しき存在の胸板に、神の鉄槌たる一撃を叩き込む!