イナズマ

先生は黙って、料理をしている。


「ほんとだよ」

俺は、念押しの一言を付け加える。

こういうのサクッと作れる女もいるんだな。


「たくさん、野菜も乗っていて、栄養たっぷりだよな」


俺は、またチーズと格闘しながら食べ進める。

「当たり前でしょ」


先生は、揚げ物をしだした。

フライドチキンももうすぐ完成か?
俺の期待は、膨らむ。


「でも、入れてないものが・・・・」


「コーン?」

俺は、0.5秒で即答する。