イナズマ

「何しているの?基本・・・好きな年上の男に?」

俺は、ソファーに座りながら聞く。


このソファー必要だったかも。


「うん。お兄ちゃんに・・・」



「先生は何人兄妹?」


「3人。兄と弟がいる。海翔は?」


「俺は、妹が1人」

スマホをいじりながら、俺と会話するすみれ先生。


「意外だね。お姉さんがいるのかと思った・・・」


「お兄さん何て?」


「いや・・・手伝ってくれるって言ってたんだけれども。私が断ったの。生徒が手伝いに来てくれるから・・・って。」


まぁ、俺は、先生の生徒には違いないが、なんとも微妙な言い方だな。