イナズマ

テレビの配線は完了。


テレビ画面を映していたら、すみれ先生が感嘆の声をあげた。


「すごーい。私、こういうの全く駄目だから、出来る人、尊敬する」



今までフローリングに座り込んでいたすみれ先生は立ちあがって、テレビを見る。



「たまには、尊敬してもらわないと・・・」



うんうんと頭を縦に振って、テレビを見続ける。


おい!!休憩してさぼっているだろう!!


「私、この俳優好きなんだよね・・・」


土曜日の午後は、ドラマの再放送していた。
うん?俺にはおっさんにしか見えないけれども。

「もしかして、先生、年上好き?」

「基本・・・」


基本って、例外は俺?