イナズマ

海翔side


俺は、ドキドキ感なんか全くない。

つまらないゲームみたいなことするなよな・・・そんな想いで、窓側に顔を向ける。



1曲目・・・どんな曲が流れても振り返ろうと思っていた。


だって、ペアになれたら、黒板側の壁に立つことができて、すみれ先生を見つめることができるから。



1曲目、バリバリの洋楽ロック。


俺の趣味ではない。


でも、俺の取るべき行動は心に決めていた。



だから俺は振り向いた。