イナズマ

みんなとりあえず、ペアが決まった。
最後の1組は男子同士だった。


よかったぁーー。

セーフ。

俺は、胸をなでおろした。

今度は、帰りのバスの席を決める。

俺は自力で怜奈を引き寄せるしかない。

頑張るぞ!!俺。



俺達は、黙って窓側に体を向ける。


「俺の横、男子でもよかったのになぁ」

海翔は、目をつむりながら言う。


意外にルールに忠実な海翔。


いつからそんな素直に学校行事をするようになったんだ!?


夏休みが終わってからだな。