イナズマ

「よっしゃーー!!」


俺は、大きくガッツポーズする。

ていうか、俺が怜奈を好きなことは、ばれてたのか?

怜奈、怜奈と怜奈を振り向かせようとした女子達は、完全に俺が怜奈を好きなことを知っていたんだよな?


他のペアの人達も何も言わなかった。


笑いもしなかった。


ガッツポーズをする前に俺の好きな人は怜奈であるということは、クラス全員にばれていたみたいだ。



そう気付くと俺は恥ずかしくなって、怜奈の顔を見れなくなっていた。



ただ、怜奈の顔を見ずに怜奈と一緒に教室の後ろの壁にくっついて立つことにした。