ー屋上。

「悠里君?話って何?」

里桜・・・。可愛い。ずっと守ってたい。俺が最初で最後の愛するやつ。


「別れよう・・・。」

「え・・・?」

「はーぁ。分かってなかったの?俺は、お前の体目的に近づいたんだよ!!」

こうまで言わないと、絶対嫌われない。

「そ、だったんだ。じゃ、これ、返す・・・。」

そう言って渡してきたのは、小学校の頃渡した、

桜のネックレス。

「あぁ・・・。ども。じゃ、俺は麗華のとこ行くから。」

「れーちゃん・・・?」

「あぁ。ま、さよなら。」

ごめん。ごめんよ、里桜。

好きだった。里桜の全部が好きだった。

だから、今まで付き合った女はさっさと手を出したけど、里桜には出さなかった。

それくらい好きだったんだ。

でも、もう後戻りは出来ない。

さよなら。俺の初恋。