前にははーちゃん。

後ろには壁。

完璧に挟まれた。

「はぁ。里桜の振ったやつ、あれ、俺が落としたんだよねぇ~。今日の黒板だって♪」

「何が・・・目的なの・・・?」

「里桜を手に入れること♪」

「ははっ。」

じゃあ、最初から近づいてきたのも

「それが目的だったんだぁ~。」

「そうだよ。」

わたしは、めんどくさくなって、その日から

はーちゃんの偽りの彼女となった。