「・・・っ。な、何これ・・・。」

黒板に大きな文字で

『大宮里桜は、九条院遥が好き。』

と書かれていた。

「うわ~、橋本よりイケメンの方が好きって・・・。さいって~!!」

「可哀想。」

「あんな女、彼女にならんで欲しいわ~。」

ダレガヤッタノ?

ドウシテ・・・

「どうしてっ!!」

大声で叫び、教室から飛び出した。

ー屋上。

「はぁはぁ。」

「あれ?里桜?」

「はーちゃん・・・。」

はーちゃんがわたしの方に近づいてきて

「あの黒板見た?嬉しいなぁ。俺の事が好きだったんだ~。」

「ち、違う!!わたしは・・・わたしは、転校する前の学校にいる人が好きなの!!」

そう言ったら・・・

「うざっ。」

「え?」

ーダンッ。

何が起きたの・・・?