「席に着け。今日は転校生を紹介する。九条院、入ってくれ。」

くじょういん・・・?

もしかして・・・。

わたしの全身が震え出した。

絶対・・・

あの人だ・・・。

ーガラッ。

あぁ。やっぱり・・・

「九条院遥[Kujyouinn Haruka]です。よろしくお願いします。」

ープチン。

体の中で、何かが切れた。

「い、嫌ぁ~!!」

わたしは、

教室から

逃げ出した。