「んで・・・。」

俺から出たのはそんな一言だった。

「なんでそれを・・・?」

「やっぱり・・・、悠君、なんだよね!?」

やっぱり、って事は、気づいてたんだな。俺が、小さい頃仲良かった、七条悠里だって。

でもな・・・

あの時の俺は

もういない。

「合ってるけど・・・

 もう俺に近づかないで・・・。」

俺から出た言葉は

とても残酷だった。