ーピーンポーン。

「はーい!!」

明るめのトーンの声。すぐにその、里桜って子だなぁと分かった。

ーガチャッ。

「こんにちわ。里桜ちゃん。」

「こんにちわ。お母さんですか?」

「はい。呼んで来て下さる?」

「はい。」

俺は、里桜を見て、感じた。

運命ってヤツを。

それくらい、一瞬で恋に落ちてしまったんだ。