「ち、違う。」

「そ、そうですか。わたしは、「知ってる。大宮里桜、だろ?」

「あ、はい。」

やっべぇ。幼い時のあの想いが

蘇ってきたような気がした。



この感情が、俺の生活を大きく一変させる事を知るのは

6月になってからだった。