「まーりあちゃんっ!」
突然、持っていた今後の予定の書いてある用紙を取り上げられてしまい驚いた。
「えっ?」
「まりあちゃんさぁ、裕也さんばかり見てないで俺の事も見てよ」
私の持っていた用紙を取り上げたのは、左隣に座っている上條さんだった。
「み、見てませんよ」
「フーン…。ま、いいや。それよりさ、まずは俺の事、上條さんじゃなくて敦さんってまりあちゃんに呼ばれたいなぁー」
すぐに上條さんは私から取り上げた紙を返してくれた。
そして肩肘ついてニコニコと、そんな事を言って来る上條さんに驚いた。
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