ゆ、裕也さんの隣の席が私の席なんだ--- 裕也さんが私の隣の席だと言う事が、嬉しくて堪らない。 裕也さんは、どうなんだろう? そう思い、自分の横で座席表を確認している裕也さんをチラリと見ると視線が合ってしまった。 「席…、隣だな」 「は、はい。宜しくお願いしますっ」 「あぁ…、じゃぁ行こうか」 裕也さんは私が隣だと言う事に、嬉しそうな素振りはしていなかった。 ま、それはそうだよね--- 少し肩を落としながら、裕也さんについて行く。