「マリアの事は、妹として紹介してもいいかな?」 私の足が止まる。 ………イモウト? 王子様に体を向けた。 「マリア…、お前には正式に俺の妹になって欲しいんだ」 そしてずっと…、 共に一緒に居よう--- そう話す王子様はとても嬉しそうで…、 私の事を好きになってくれる隙間などない事に、今更ながらに気付いて涙がこぼれてしまった。