そう…、 王子様はもうすぐ結婚する。 私から離れていくんだ--- でもこの半年の間…、 王子様は私の傍を離れることなく、一緒にいてくれた。 それだけでも幸せな事なのだと思わなくては--- そう自分に言い聞かせ、コクリと王子様に頷いて足を一歩動かした。