あぁ、私の王子様だ---




思わず顔が綻んでしまった。




一生懸命、私に向かって泳いでくるあなた。




それともこれは…、




死ぬ間際に神様が見せてくれた私へのプレゼント?




最期に私が目にしたものがあなただなんて、なんて私は幸せ者なのかしら。




後、少しで…、




あなたが私の傍にたどり着くというのに---