パンッ--- 突然何かを叩く音が聞え、驚いて音のした方を見た。 私に手を伸ばしかけていた上條さんの手を、裕也さんが叩いたようだ。 「敦…、むやみやたらと女性に触るな」 「は?…あぁ、そっかそっか。ゴメンネ、スッゲー綺麗な髪だったからつい、触りたくなってさ」 私に悪びれもせずに、ヘラリと笑う上條さん。