「まぁ、芸能界を生き残るには生半可な気持ちじゃやっていけないしね。…そういえば上条君は、今もまだまだ売れっ子俳優で頑張ってるみたいじゃない」 「まだまだは余計じゃないですか?…俺はこれからもずっと売れっ子俳優です」 「ハイハイ、ゴメンなさいね。…で、上条君はもうまりあちゃんの事を忘れる事は出来た?」 「………」 オンディーヌさんの問いに目をそむけた敦さんに、その場が静かになる。 実は敦さん、今だにずっとそれとなーく私を口説いてきたりするから、裕也さんとは少しギクシャクしているのだ。