「あれ?裕也さんじゃん。何やってんの?」 「あぁ…」 私の顎を捉えていた裕也さんの手が離れ、後ろを振り向く。 私もそれに合わせるように裕也さんの後ろを見ると、一人の若い男性が立っていた。 裕也さんより少し、若い人--- 「…敦」