「あら、エレーヌ。お昼寝はもう終わり?」 「んー、もうネンネおわりっ」 「…エレーヌ?」 私の隣で裕也さんが呟いた。 エレーヌってもしかして…、 「そう…、この子は私の妹のエレーヌよ」 「「「「………えーーーーっ!!!」」」」 リビングにまたしても、私たちの声が響き渡った。