何の事? 一瞬、水の事など忘れて麗華さんの顔を見た。 『…教えてあげない』 憎々しげに私を睨みつける麗華さんをじっと見ていたら、いつの間にか私の喉下まで水が来ていた事に気づき急いで息を止める。 『人魚だったらこんな水はヘッチャラなんだろうけど、今のあなたは単なる人間。一体どのくらい、あなたの息が持つかしら?』 楽しそうに話す麗華さんの声を聞きながら、私の全身が水に包まれた。