「ま、ホッペにキスくらい、いいだろ?」 悪戯っ子の表情でヘラッと笑う蒼ちゃんに、小さい頃の蒼ちゃんと重なった。 「いいだろって…」 「ハハッ、まりあ。スッゲー顔が赤いぞっ」 そう言って私の顔に触れる蒼ちゃんの指が何だかこそばゆい--- 愛しそうに私を見るその瞳…、 私に触れる指先全てが、今だ私を好きだと伝わってくる。 蒼ちゃんの気持ちを思うと胸が痛いけど蒼ちゃんの方が辛いのはよく分かっているから、私は絶対に弱音なんかはいてらんないよね。