「何だ、これ?」




そう言って蒼ちゃんは、その石のような物を人差し指で突付いた。




「へーっ…。これ、石っぽいけど柔らけー…。グミっぽいな。食べれる?」




「…むやみに触るな。これは昔、マリアが泡になった時のものを取っておいたんだ」




「私っ?!」




「そう…。まだ、いつくか残っているよ。これは結構貴重な物で、秘薬を作る時などに色々と重宝するんだよ」




ひ、秘薬…?